そして、エゴもあります。
ですから、何かを不安に感じてみたり、誰かに怒ってみたり、泣いてみたりするものです。
それは、別に悪いことではないと私は思います。
感情は宝物です。
素直に、不安も怒りも、ありのままに感じられる豊かな心は素晴らしいと思います。
けれど、大事なことがあります。
何らかのポジティブな感情が生まれた時、それをそのまま豊かに感じられたのなら、「ありがとう」を伝えること。
何らかのネガティブな感情が生まれた時、素直にそれを感じられたのなら、「ごめんなさい」を伝えること。
ちょっとしたことにありがとうを言うのが気恥ずかしかったり、やってもらって当たり前と思っていたりすると、なかなか出てこない言葉ですね。
そして、ごめんなさいは、ありがとうよりハードルが高いことが多いようです。
それはエゴが“素直な心”の邪魔をするからです。
ついつい自分を正当化したくなったり、相手や物事のせいにしてみたりすると、言えなくなこと多いですよね。
実は、「ごめんなさい」はすごくエゴを小さくしてくれる働きがあります。
なぜなら、その言葉を相手に発した瞬間、自分の反省すべき点を自ら認める作業になるからです。
素直になるとは、きっとシンプルなことなのでしょう。
「ありがとう」と「ごめんなさい」は、心を素直にさせてくれる魔法の言葉です。
魔法の言葉、ぜひたくさん使ってくださいね。
